ブラックストリームケンネルとBSKマーケット共同企画
この時期の特集記事をお送りします
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  皮膚トラブルを撃退するには、まずは敵を知るべし!   カラダの仕組みのことを少しお勉強しよう。    



 
イヤな『症状』の犯人は??

かゆみ、痛み、発熱などイヤな『症状』は免疫学の考え方でいうと、実は体が治ろうとしている治癒反応なんだそうです。
不調を訴えている箇所の血流をよくし免疫機能を活発化、時には熱を出したりもして、悪くなる原因を退治しようとしている
現われなのだとか。
こうした「治ろうとして起こる生体反応」が、いわゆる『症状』として目に見えているわけなんですね。


  
一番わかりやすい身近な例 ⇒ 私たちが風邪をひいたとき
 風邪の初期症状 
風邪ウイルスが体にはいると、免疫システムが風邪ウィルスを退治するためにまず、熱を出します。
喉が腫れたり、熱っぽくなったり、関節が痛んだりそんな症状が風邪の初期には表れます。
ここで、体をあったかくしてタップリ睡眠をとり、消化のよいものを食べて体を休めると、風邪ウイルスを効果的に
やっつけることができて快方に向かいます。 

 風邪の中期〜後期症状
痰が出て咳が出たり、鼻水が出たりします。これは、風邪と戦った免疫戦士たちの死骸のようなもの。
体からそういうものは早く出してしまいたいので、咳を出して痰を体外に出そうとしたり、鼻水が止まらなくなったりするのです。
でもそれだけ頑張ってやっつけた証拠です。 もうすぐ治るサインと考えると気が楽になりますね。


風邪に限らず、体が治ろうとする時には必ず熱を持ちますが、これも治そうとしているために出ているんだそうです。
ですから、体力がある時はその治癒反応を応援してあげるようにすれば、ツラいのはほんの短期間だけ。
やがて、原因をやっつけて『症状』も治まっていきます。
これが自然治癒力の仕組みなんです。
「血の巡りが悪くなるから体を冷やしちゃいけない」と言いますが、これって自然治癒力を最大限に生かすために
必要な事だったんですね。

ガン患者の方が原因不明の高熱を出すことがあるそうです。これも実は体の治癒反応なんだそうですよ。
ガンだって風邪だって、体の対処は同じなんですね。



ところで、どうしてお薬は体によくないの?


でもワンコはこんな体の仕組みはわからないし、痒がったりしているのはかわいそうだし、毛が抜けていくのは見ているのもツラいし…
だから手っ取り早くお薬を使っちゃう?? 

いやちょっと待ってください!

現在使われているお薬のほとんどは、『症状』を抑えるもの。 病気を治すものとは根本的に違います
『症状』の原因は体の治癒反応である事を前提にすると、薬がそれを助けるものであって欲しいのですが、実は正反対! 
治癒反応を抑ることで、症状を出さなくすることが目的なんです。

咳を止める薬、鼻水を止める薬は、体の外に免疫戦士の死骸を外に出す行為をやめさせる仕組みになっています。
血流を阻害して症状を抑えてしまうものだってあります。「薬は体を冷やす」と言われるのですが、そういうわけだったんです。
表面だけ繕うわけですから、もちろん完全治癒までにはかなり時間がかかり、なかなか治らない・・・ということになります。
これが「対症療法」の限界。
根本治療をするには違うアプローチが必要なんです。

症状を抑えるために、薬にばかり頼って、体の免疫システムをしっかり使わない事を何度も続けると、体の治癒反応が
鈍ってしまうことになりかねません。
しばしの辛抱、なるべく自分の力を使うようにしたいものです。

ワンコの皮膚疾患のほとんどは、自律神経のバランスを整え、免疫システムを最大限に発揮できるような生活を心がける事で
自然に治癒するものです。 
もちろんこれは、皮膚疾患に限らず、ガンであっても同じ。すべての体の不調に共通する事です。


症状の緩和と免疫システムを正常化することが目的なら、もっと体に優しい自然な方法だってあります。
薬や獣医さんに頼るだけではなく、飼い主さんに出来ること、飼い主さんにしかできないことが本当はたくさんあるんです。



「現代犬は体が弱い」といわれる原因は?
体の力を湧かせて免疫システムを正常に発揮させるためには、自律神経のバランスを整える必要があります。

自律神経には2つの種類があり、体の一つの器官に対して互いに相反する働きをしています。
このバランスが取れている状態が望ましいのです。

交感神経 (起きている時の神経・活動している時、緊張している時の神経)
副交感神経 (寝ている時の神経・食べている時、リラックスしている時の神経)

この2つのバランスがうまく保たれている時は、免疫システムもきちんと働き、体を守ることができます。
たとえガン細胞が発生したとしても自分の力で消滅させられるほどの力を発揮するのです!



 ≪思いあたること、ありませんか?  自律神経を乱れさせるワンコの生活
                
 
                ↓ ↓ ↓
 ↓ ↓ ↓

警戒することが多いような飼育環境、上下関係がハッキリしないリーダー不在の状態。
多頭飼いでの密かな上位争い。ダイエットなどで飢餓感が続く。八つ当たり、体罰など緊張しっぱなしな生活。
家族間のトラブルでココロを痛めるワンコも・・・
   
   
⇒ 常に心が落ち着かない交感神経優位の状態


お留守番が多くて、あまり刺激のない毎日。甘やかしすぎ。お散歩に出かけてもただゆっくり歩くだけ。

   
⇒ ゆったりまったりしすぎて、過剰に副交感神経優位の状態


ワンコは活動的な動物で、遊び好き。
そして、実は飼い主さん家族の中で群れの一員としての自分の順序や立場を結構気にしています。

走ったりニオイをかいだりして思いっきり体を動かして遊ぶ、そして十分な休息をとる、
体に優しくおいしいものを食べる、適切なしつけをして家族の中での位置づけをしっかり教えてあげるなどが、
やっぱり、ワンコのココロとカラダの健康にはとても大切なことのようです。

「大事なこと」の答えは、やっぱりワンコ本来の姿にとって本当に必要なことを考えてみることにありそうですね。



ブラックストリームケンネルのしつけレッスン


ブラックストリームケンネルの袴田オーナーは、ドッグトレーナーとしてだけでなく、犬の健康作りについても頼りになる存在。

その袴田オーナーが人と犬との関係を良好に保つためにと考案したオリジナルレッスンテキストに添って、ワンコと一緒に一つ一つ課題をこなしてステップアップしていきます!!
いつの間にか飼い主さんがリーダーシップを取るのが上手になってしまうという、大人気のしつけレッスンです。


レッスンでは、基本のテキスト内容のほかに、ロングリードの正しい使い方や遊び方、上手なオモチャやボールでの遊び方など、ワンコのココロとカラダの健康に大切なことももちろん学んでいきます。
ワンコたちも楽しみにしてくれるおケイコとしても最適なレッスンです。


詳しくは・・・ ドッグトレーニングのページへ




ワンコの体の底力を発揮させる3つのポイント

・ストレスをなくし、自律神経のバランスを整える
・血行をよくする
・体に優しいものを食べる



【参考文献】
安保徹
「薬をやめる」と病気は治る
ガンは自分で治せる
安保徹の病気を治せる医学-自律神経免疫医学-

福田稔
病気が治る人の 免疫の法則


新谷弘実
病気にならない生き方1.2


他、多数の人間の医師が書いた本を参考にし、
十分検証のうえワンコたちへの応用をお伝えしています。

BSKマーケットは、
『飼い主さんがワンコにしてあげられること』を いつも応援しています。

ワンコも生き物、もちろんどのコにも同じように効果が出るとは限りません。
でも、本来持っているはずの“治ろうとする自分の力”を発揮する手助けをすることは、皮膚トラブルに限らず、
すべての病気において必要な、飼い主さんの姿勢だとBSKマーケットは考えています。

病気を治しているのはワンコの体自身、
そんなワンコを支えるのは、大好きな飼い主さん、つまり・・・いつだってあなたである事を忘れないでください。
「お薬や獣医さんにおまかせ」だけでは、ワンコの不調は治せません。

BSKマーケットは、『飼い主さんがワンコにしてあげられること』をいつも応援しています。




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