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                        犬を買ったときに「小型犬だから散歩は必要ない」と言われました。 | 
                      
                      
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                        「犬を飼うと散歩が大変」って思う人が多いので、仔犬が売れ残ると困るペットショップなどではそう言って販売するところもあるようですね。 
                         
                        でも、どんな小さなワンコでも「犬」であり「動物」です。 
                        運動やお散歩をしなくていいはずがありません。 
                        小型のワンコたちも、もともとは小動物の狩りや番犬などの歴史のある子がほとんどで、本当は運動神経バツグンの子も多いんですよ。 
                         
                        いくら飼い主さんが大好きだからって、おうちの中でばっかり過ごすのは息も詰まります。 
                        お外の空気をたっぷり吸って、体を動かすことは気持ちいいはず。 
                        小型犬でも一日一度はお外に連れ出してあげるようにしましょう。 
                         
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                        いっぱい走れるようにドッグランに行きたいのですが、犬嫌いで全然遊んでくれません。 | 
                      
                      
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                        他のワンコと遊ばない子にとって、ドッグランはものすごいストレスになります。 
                        かえってストレスから体の調子を崩しかねませんので、他のワンコがあまりいない時間を狙って行くとか、可能であれば貸切で遊ぶなどするといいと思います。 
                         
                        他のワンコと走り回ってくれれば、確かに飼い主さんは楽チンです。 
                        でも、自分が愛犬と一緒にはしゃぐのも楽しいものです。 
                        飼い主さんと一緒にできる遊びなどを考えてみるのもいいかも? 
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                        運動ってどのくらいすればいいんですか? | 
                      
                      
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                        その子の体調などにもよって必要な量や質は違いますので一概にはいえません。 
                        自分のワンコの状態やどんな風に育てたいかによって判断してください。 
                         
                        現在健康なワンコで、健康維持をしたいのなら、お散歩はできる限り毎日出かけてあげてください。 
                        普段のお散歩は「飼い主さんと歩くこと+走る時間」があるといいです。 
                        散歩に行く人が一緒に走れればそれでもいいですし、安全な広場などがあれば、ロングリードを使って自由運動ができるとなおよいですね。 
                         
                        そして週に2度くらい、ちょっとキツメな運動ができれば健康作りとしてはベスト。 
                        土や草の上など、なるべく関節に負担がかからないところを選んで、思いっきり走れるようなボール投げや繰り返し呼び戻しレッスンなどをするといいですよ。 
                         
                        ワンコは走るとハアハアして舌が出てきますが、これが横に出て長くなってくると結構負荷がかかってきた証拠。このくらいのちょっとキツメの運動をすると、骨や自律神経のバランスを整えるにもよい効果が望めます。 
                         
                        ただし、あまりハァハァした状態で続けると呼吸が苦しくなってしまうので、ほどほどに・・・。 
                        暑い時期は熱射病にもなりますから、涼しい時間にするなど十分注意してください。 
                         
                        自転車などでの引き運動は、転倒などの危険はもちろん、ワンコのぺースがわからず 
                        ムリをさせがちです。 
                        長時間アスファルトを走らせることは足腰への負担も大きくなりますのであまりおすすめではありません。 
                         
                         
                        体をしっかり作りたいというワンコは、坂道を駆け上がるとか、水泳をするなど筋肉強化できて関節に負担の少ない運動を選ぶとよいです。 
                        くれぐれもワンコのペースを大事に考え、無理をさせないようにしてくださいね。 
                         
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                        散歩していてもすぐに立ち止まってしまって歩きたがりません。 | 
                      
                      
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                        どこか具合が悪くて歩きたがらない場合は別ですが、たいていはワガママです。 
                        飼い主さんがどのくらい自分のいう事を聞いてくれるか試しています。 
                         
                        こうして試されている時、どんな態度をとっていますか? 
                        「もう〜仕方ないわね、じゃ抱っこしてあげるから」 
                        「そっちには行きたくないのね、じゃぁこっちに行きましょう」 
                         
                        これを続けていると、抱っこして欲しくなったら立ち止まる、こっちに行きたい時は立ち止まるという事を覚えてしまいます。 
                        ワンコが主導権を握るようになってしまうと、他の場面でも主導権を握りたがるようになり、問題行動犬になってしまうこともあります。 
                         
                         
                        立ち止まってもいうことは聞いてあげない。 
                        呼び寄せてみる、無理にでも引っぱって歩かせる。 
                        自分ではなく、ワンコに諦めさせることが必要です。 
                        ちょっと強引ですが、お散歩の主導権は飼い主にあるということを忘れずにちょっと威厳のある態度で接してください。 
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                        仔犬を迎えました。ワクチンするまでお散歩に行かなくていいですか? | 
                      
                      
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                        仔犬は生まれたての頃はお母さんから譲り受けた免疫を持っています。 
                        しかし、40〜60日くらいすると、徐々にその免疫が切れてきます。 
                        そこで、50〜60日くらいになると1回目の伝染病予防ワクチンを打ちます。 
                        しかし生まれ持った免疫には個体差があるので、まだ切れていない子にとってはワクチンの効力は発揮されません。 
                        そのためそれがなくなるであろう2〜3ヶ月の頃、ちょうど飼い主さんのところにやってくる頃に、もう一度ワクチンをすることにしています。 
                         
                        このように、小さい頃は抗体があるかどうか微妙な時期で、そんな時期に命に関わる伝染病のウィルスや細菌に触れたりしたら大変です。 
                        なので、他のワンコとのふれあいやお散歩は控えるようにします。 
                         
                         
                        でも、この月齢は外界への興味などを培うという『人との共生』のために一番大事な時期でもあります。 
                        ここで箱入りにしてしまうと、将来、散歩キライ、犬キライ、人キライというワンコになってしまうこともあります。 
                         
                        抱っこをしてお外を歩くなどして、外がどんな感じか見せてあげてお散歩デビューに向けて準備をしましょう。 
                        出会う人に声をかけてもらったり触ってもらったりするのもよいことです。 
                        はじめはビックリして飼い主さんにしがみついているかもしれませんが、少しずつ慣れてきます。 
                         
                        いざお散歩デビューしてからもしばらくは腰が引けてなかなか歩けない子もいますが、優しく呼んで励ましてあげると次第に慣れてきます。 
                        呼び戻しの練習にもなりますよ。 
                         
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